マニキュア

【ヘアマニュキアの歴史】

image116

1965年(昭和40年)より、髪の毛色を変えていくおしゃれ染めが流行し始めました。多様な色を再現できるようにヘアマニュキアの開発が始まります。1985年(昭和60年)ヘアカラーの多様性からヘアマニュキア、酸性カラーが流行し始めます。

【どんな場合にヘアマニュキアを行うか】

image101

ダメージを気にしている場合や、ツヤがが欲しい方にお勧めです。あまり明るくしたくないけど白髪に色を入れてほしい時や、原色(赤、ピンク、青、紫など)の色にしたい場合に使用します。
カラーのアレルギーのある方、お肌の弱い方、カラーリングによる髪のダメージを気にされている方はへアマニキュアをおすすめします。皮膚アレルギー試験(パッチテスト)は必要ありません。

【マニュキア時の髪の構造】

image104

マニキュアの染料が毛髪のキューティクル3層構造の最下部「エンドキューティクル」に付着します。髪をコーティングしていきます。決して内部の組織を壊す作用はしません。髪表面に定着するため、黒色の髪を明るくすることはできません。頭皮のかぶれや髪の傷みはあまりありませんが、シャンプー、汗や雨などで色落ちすることがあります。染毛時に薬液が皮膚についてしまうと、落としにくいことがあります。

【ヘアマニュキア施術の仕組み】

image122

髪の毛のプラスイオンに酸性染料のマイナスイオンが結合し、髪をコーティングし発色します。酸化剤が配合されていないのです。酸性染毛料に配合されている酸性染料は、マイナスの電荷を持ち、毛髪を構成しているケラチンタンパクのプラス部分とイオン結合し毛髪を着色します。

酸性染料は分子径が大きいため毛髪内部まで浸透せず毛表皮や毛皮質の浅い部分にイオン結合で染着します、
酸性染毛料には酸化剤が配合されておらず脱色力を持たないので毛髪を明るくする事は出来ませんが毛髪への作用は柔和でダメージの少ないヘアカラーといえます。

【ヘアマニキュアのメリットデメリット】

image125

ヘアマニキュアは、「マニキュア」という言葉が示すとおり、手足の爪に使うマニキュアと同じようなイメージです。髪の外側に色素を吸着させコーティングします。頭皮や髪を痛めずに染めたい時に使うと良いでしょう。

<メリット>

①髪や頭皮ががダメージしない
②髪にハリやコシが出る
③アレルギー反応が出にくい

<デメリット>

①色が長持ちしない(洗髪するたびに色が落ちる)
②黒髪だとほとんど色が付かない
③白髪が根元から染まりにくい

【ヘアマニュキアのダメージとケア方法】

image095

へアマニキュアは髪の表面をコーティングして色をつけていくので、「髪」や「頭皮」へのダメージはありません。表面に色が着いているので定着はあまりよくなく、色合いが持続するのは約2~3週間です。シャンプーのたびに徐々に色が落ちていくため、特に染めてから1週間はタオルに色がつく事があります。また黒や濃い目の色で染めた直後は色が落ちやすいので白い洋服は避けたほうがよいです。

関連記事

ページ上部へ戻る